”いぼ”と名のつくものには色々あります。
1、いぼ。正式名、尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)。
これが狭い意味での、本当のいぼです。
指先や足先、手のひら、
足の裏に良くできます。
表面がでこぼこで、
ざらざらした感じです。
ウィルスによって、
できるといわれていて、
自分自身の皮膚で
伝染する傾向があります。
他人に移ることは大変まれです。
大変再発率が高く、
切ってとっても50%、
液体窒素でとっても50%
再発するといわれています。
炭酸ガスレーザーで削る方法が
最も再発率が低く20-30%と
言われています。
しかし、現実的には
炭酸ガスレーザーで削っても、
数回の治療が必要なことが多いです。
ヨクイニンと呼ばれるハトムギ成分の
漢方薬がいぼに効果があるといわれています。
しかし、私の個人的な印象では、
ヨクイニンはあまり大人には
効かないような気がします。
2、百いぼ。正式名、皮膚線維腫。
お年寄りの頚部、くびに多くできる、
皮膚が1-2mmの大きさで
釣鐘のように飛び出したできものです。
よくネックレスなどが引っかかって
邪魔になることがあります。
いぼと呼ばれていますが、
正式ないぼとはまったく無関係で、
原因はウィルスではなく、
年齢的な皮膚の変化です。
ですから移ることもありません。
局所麻酔をして、ピンセットでつまんでとるか、
または炭酸ガスレーザーで焼きます。
3、水いぼ。正式名、伝染性軟属腫。
子供に良くできるいぼで、
1-2mmの大きさで水疱瘡のような
水を含んだ膨らみのいぼです。
体幹腹部や腕の柔らかい部分に
できやすく、複数で発生します。
この水いぼはウィルスによって
できるといわれていて、
他の子供に移る事があります。
水いぼセッシと呼ばれる特殊な
ピンセットでつまんでとります。
やわらかいものなので、
痛むことなく簡単に取れます。
この水いぼには、ヨクイニンが良く効くので、
内服の併用で発生を抑えることが可能です。
4、老人性いぼ。正式名、脂漏性角化症。
お年寄りの顔、特に頬外側、
こめかみや生え際に、
数ミリから1センチほどの
少し盛り上がった
茶色のシミに似た病変です。
角質が厚くなった状態なので
別名、老人性角化腫とも呼ばれています。
局所麻酔をして、炭酸ガスレーザーで削ることで、
比較的簡単に取る事が可能です。













